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茨城 日川浜キャンプ場・魚介祭り。 ④

▪️最後にやってきたスーパーカー

現地で地場食材を買って、メニューを考える俺のキャンプ飯。

今回は、冬の茨城なので、あんこうは外せないよね。と買いました。鍋の準備はしていないので、まず身を照り焼きにしようと、醤油、味醂、生姜、ビニール袋に漬け込みます。今回は、魚介の予定だったので、味醂と味噌は持って来ました。

ひらめをさばいて、丸がにを半分にしたら、準備オッケー。アバウトです。(笑)

焚き火台に炭を起こします。

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いよいよスタート

まずは、前菜は、蛤。焼ける間に、まずビール。うーん、ホップの香りが、抜けていきます。

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まずビール

蛤が焼けてきました。ぷりぶり、貝の塩味だけで十分な美味しさです。もうひとつには、オリーブオイルを足します。これだけで、気分は地中海です。

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蛤。定番。

次は、あんこうの照り焼きです。

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照り焼き~

悪くない、悪くないけどです。鍋以上にあんこうの身の弾力は感じます。

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身ぷりぷり

思わず串から身を外し、噛みしめます。この身なら、照り焼きより、から揚げが合いそうです。うーん、あんこうに申し訳ない。

でも、そもそも、ソロキャンプ。どんな料理を作っても、自分で食べるだけです。

誰も文句を言いませんし、褒めてもくれません。ひとり食材に向き合うだけです。もやもやした気持ちのまま、次に進みます。

3品目は、茨城産ひらめの塩焼き。イメージは、浜焼きのかれいをひらめでやります。

今回は、魚介には塩焼き用にと持ってきたのが、「瀬戸の粗藻塩」です。

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瀬戸の粗藻塩

魚に合うのは、岩塩より、海から獲った塩が合うはず。と思って選びました。

串を打ち、塩を多めにふり焼きます。

バチバチ、ひらめからでる脂が炭に垂れ、音を立てます。

そろそろいいかな?とつまみます。

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ひらめ塩焼き

うん??もうひとつまみ。焼き魚です。(当たり前ですが)たんなる焼き魚。塩は確かにこの塩で正解、身の旨みを引き出しているような気がします。

ただ単なる塩焼きは、ひらめのやわらかな身に合わないようです。一晩干すなり、塩をして冷蔵庫で寝かせるなりして、旨みを凝縮させるか、ソテーもしくは、中華蒸しや酒蒸し。ひらめさん、ごめんなさい。と完食。

ここで気分転換に日本酒にします。この時期は、やはり熱燗。

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熱燗温まるなー

さて〆にいきます。汁物です。あんこうの残った身と丸がに、長ネギに日本酒と昆布だし少々。最後にあんこうの肝を溶いて加えます。

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あんこう丸がに汁

いまいち納得できない出来が続いたので、恐る恐る味見をします。

旨い。きた。旨い。美味いではなく、旨いです。

あんこうの肝の味に、丸がにの味噌の旨味がまるで海の波のように重なってきます。

肝の味、味噌の味がしっかり別々のものとして立っています。

この味を壊してしまうのが怖くて、味噌を加えるのもはばかれます。

味噌を気持ち程度に加え、藻塩で塩分を調整します。

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完成

さて、どうでしょうか?旨い。重量級の旨さです。あんこうの肝と丸がにの味噌が土俵で相撲をとっています。

いや違う、これは昼間見たスーパーカーだ。フェラーリランボルギーニ。512BBとカウンタックが、そのパワーを競って綱引きをしています。 

魚介祭りの最後のフィナーレを飾るにふさわしい一品。完食。ごちそう様でした。

食後のウィスキーにします。

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スキットル入り

ドン・キホーテで見つけたスキットルに入ったウィスキーです。1280円+税でした。

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カナディアン?

裏面を見るとカナディアンウィスキーですが、原産国はメキシコになっています。

カナディアンウィスキーは、蒸溜・熟成はカナダ国内で行う規制がありますが、瓶詰には規制がないので、このような製品が可能です。

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焚き火台

焚き火台は、スノーピークのSを購入しました。今回はきっちり薪が載ります。

スキットルでウィスキーを飲み、焚き火の炎を見つめていると、風に乗って波の音が聞こえてきます。

薪のはじける音と波の音を楽しみながら、神栖の夜は更けていきます。