■悪い予感はよく当たる
今年は月2回はキャンプに行きたいな。と新年に願ったものの、結局1月は、富士山のみ。本年2回目のキャンプは、地元千葉県、南房総の大房岬自然公園です。
ネットで空き状況を確認して、電話予約。
周辺情報を調べてみると、近くに漁港があり、大房岬自体も釣りスポットのようです。
今回のテーマは、自分で釣ってキャンプ飯に決定。
家に竿はあるのですが、バイクに積める長さでないので、近所の釣具店で、中古の小型の竿を購入。この時期、鯵・イサキ・メジナ・黒鯛が釣れるようですが、鯵狙いのサビキ釣りにします。
キャンプに行く度に荷物が増えます。荷物を減らすか、バックを大きくするか、そろそろ考えなければいけません。
千葉市内も渋滞するので木更津まで高速。その後下道を進みます。
海岸沿いになってきました。海よ、今日は釣り日和だろうか?
大房岬の人気グルメには、地元富浦漁港の漁協直営食堂「おさかな倶楽部」があります。釣れ過ぎたら大変だから、昼食は魚以外にしようかな?とも思ったのですが(完全、とらぬ狸です。)、漁港直営の言葉に魅かれて決めました。
12時到着。入口に立て看板。何かな?と読むと「本日、水揚げ減少」の文字。嫌な予感。今日は釣り日和じゃない?
店内は満席。11組待ちです。(オープンは11時ですが、翌日前を通ると10時半で開店待ちの行列でした。)
メニューは壁に貼ってあります。既に売り切れの表示がちらほら。
30分程で席に案内されました。悩みましたが、オーダーは「まんぷく定食」。待っている間にオーダーを聞いていると一番人気でした。
お刺身・フライ・煮魚。確かにまんぷくになりそうです。お刺身は、真鯛、ぶり、マグロ、スズキ。白身が旨い。フライは鯵とスズキ。特に、スズキはほくほくで、思わず笑顔になる旨さです。煮魚はさばの味噌煮、定番ですね。
窓から漁港と防波堤が見えます。釣れてるのでしょうか?そわそわ。
まんぷくになり時計を見ると1時過ぎ、チェックイン時間になったので、大房岬自然公園に向います。
5分程で到着。ビジターハウスでチェックイン。料金は、630円。駐車代込みです。さらに温水シャワーは無料です。安い。
駐車場からリヤカーでキャンプ場に向います。キャンプ場、その先には太平洋。
何とか設営を手際よくしたいと思ってネット記事を読んでいたら、ポイントは「ペグ」の記事を見つけました。今まで内包のペグを使っていたのですが、ペグを替えたら、各段に早くなりました。※多分15分程度ですが・・・
さっさと設営、キャンプ場の下、岬の海岸に向います。
海辺で遊ぶ子供たちの先に、磯に立つ釣り人達の姿。やはり釣りスポットです。
釣り人達の様子を見ながら磯に向いますが、竿は上がらず、釣れてるそぶり、無し。
さて、話を聞くと「今日は全然ダメだね。」との返答。おさかな倶楽部の立て看板、嫌な予感当たりです。
海面をのぞき込むと、きれいな海ですが、魚の姿無し。さびき釣りは無理です。先ほどの漁港の釣り人の姿が頭に浮かびます。場所を変えよう!息を切らしながら岬を登り、駐車場のSRに向います。時計を見ると3時前。早くしないと、晩飯のおかずがなくなります。
漁港到着、防波堤へ。6~8人の釣り人達がいます。手前の、日に焼けたベテラン風の方に話を聞きます。「この時期は、あまり釣れないけど、今日は特別ダメだね。」との事。ダメな時期に特別ダメ。そもそも私は、キャンプ以上に釣りはヘッポコ、餌代以上に釣れたことありません。今日は釣りはあきらめて、明日の再トライに予定変更します。
近くのスーパーに買い出しに向かう途中、絶壁の寺院を発見。崖観音の大福寺さんです。せっかくなので、明日の釣果を祈願する事にします。
急な階段を登り、観音堂から船形の街を見下ろすと、屋根にブルーシートの家々が目に入ります。昨年の台風15号・19号で被害を受けた家々です。大房岬に来る途中、富津を過ぎたあたりそのような家が目につき、気になっていました。まだまだ、復興は道なかばです。
磨崖仏さまに、「今年は房総の街が、災害の被害を受けませんように」と祈願します。
駐車場に戻って気づきました。「あっ、あしたの釣りの祈願を忘れた。」