■キャンプ場では感謝・滑落。そして慰霊の祈り
竜神の滝キャンプ場に着いたのは、ナビどおりの1時40分。
もう入れないかな?との不安を抱きながら、受付の「野栗食品」さんに入ります。
恐る恐る「電話したバイクのソロキャンプですが」と言うと。
おばあちゃんが「待っていましたよ。混んでいるけどバイク1台なら、なんとかなりますよ」と言って頂きました。感謝。受付をしてキャンプ場に向います。
このキャンプ場は3段に分かれていて、道沿いのメインのスペース。その上の狭いスペースと下の川沿いの狭いスペースです。メインはかなり混んでいます。上を見に行きましたが隣とかなり近くなり厳しそう。
下の川沿いを覗きますが、無理かな?せっかく入れてもらったので場所を探します。
川沿いの通路の奥にテント1張のスペースを見つけました。狭くて、少し崩れて、穴が開いてるのが不安ですがここにします。
滑落!
テント設営中に足元が崩れ、危うく下の川べりまで落ちるところでした。負傷!
痛む手をがまんしながらテント設営完了。夜が更けたら注意が必要です。
ここで今回のウエアの紹介です。またまたワークマン。
焚き火をすると火が跳ねますよね。綿製のアノラックパーカー1900円。
ワイルドなミリタリー柄にしました。多分普段は奥さんが着てると思います。
ライディングパンツは新作で3900円。メッシュで涼しいです。ポケットが多いのがツーリングキャンプに時に便利です。
この竜神の滝キャンプ場は、駐車料金(バイクは1泊500円)のみのキャンプ場です。
さらにまきはキャンプ場の入口に積んである廃材が100円で使い放題。
お財布に優しい、ありがたいキャンプ場です。もちろんシャワーとかの設備はありませんが、トイレも水洗できれいです。
竜神の滝キャンプ場を選んだ時、上野村?確か・・御巣鷹山、そう1985年の日航機墜落事故の現場です。今でも助かった少女がヘリで救助されるシーンが思い出されます。
設営が終わったので、慰霊の園に向かいます。
慰霊の園はキャンプ場から15分程の距離のところでした。もう35年前、訪れる人も少ないのでしょうか?なにやら撮影クルーの方がいますが、手持ちぶさたです。
手を合わせご冥福をお祈りします。
あの事故の後、コントロールを失った機内で、家族への最後の手紙を書いた男性の方の話が報道されました。その後、私は飛行機に乗る時には、いつも胸にペンを入れるようにしています。
実際の墜落現場はここから2時間程山に入ったところのようです。この慰霊の園は、国や日航でなく、事故対応の手伝いをした村の方々が、身元不明の遺骨を埋葬するのと、その悲惨な状況に対する慰霊の念で造られたとの事です。
この事故の責任も何かうやむやになったような。何かやるせない気持ちで慰霊の園をあとにします。
キャンプ場に戻る途中、手前の酒屋さんでお酒を調達。(帰り際の道の駅でも買ったのですが追加。)たった2本の缶チューハイを買っただけなのですが、「キャンプ場のお客さんでしょ。おつまみにこれ食べて」と自家製のきゅうりの漬物をくれました。
夕飯まで少し時間があるので、ゆっくりと。
道の駅で買った群馬のクラフトビール。しっかりした味で美味しいです。グビッ
前回のキャンプでこのバンドックのテント、頭がキャノピーに当たるのでポールを変えるか、チェアを変えるかしかない。と言いましたが、チェアを変えました。
ヘリノックス グランドチェア
黒ならすぐ手に入ったのですが、この色は今期もう入荷なし。
テントに合わせるにはどうしてもこの色が欲しくて、海外のサイトも当たりましたが駄目。泣く泣くプレミアム付きでフリマ購入。
足を投げ出して座る姿勢に慣れるのと立つのが大変ですが、頭が当たるのは解消しました。
座った視界もこのような感じで余裕ありです。
川のせせらぎの音でゆっくりした時間が過ごせます。
受付のおばあちゃん、慰霊の園、そして酒屋の おばさん。ありがとうございます。この村の方の温かさに触れた思いです。
さてそろそろ夕飯の準備をしましょうか。
続く
新しいプログを始めました。こちらもよろしくお願いします。