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焚き火とウィスキーを巡る旅④

お酒の神様、バッカスが現れて、「一人でキャンプ。焚き火の前で、お前が一番旨いと思う酒は何かな?」と尋ねたら、私は何の酒を選ぶのだろうか。

■日本のウイスキーを探そう。

ラフロイグ、アードベックがキャンプに一番合います。」と言っても正解なのかも知れない。

でもこの旅はそんな単純なものじゃない。

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ただただ炎を

 ただただ、炎を見つめている時。

この時間が好きだ。至福と言うのは大げさ。

見上げると河津桜の1本が。「光っている」

元々、テントの明かりとキャンプ場の明かりでライトアップされているが、1本だけ輝いている。

バッカス

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白く光る

 近づくと確かに1本だけ白く輝いている。

「今宵の酒は決まったかな?」バッカスの声。

まあ、木々には精霊が宿るからバッカスも宿るだろう。(笑)

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バッカスの声

第4回 今宵飲むウイスキーは、『サントリー山崎』 

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山崎

山崎は12年、18年などがあるが、 最近はジャパニーズウイスキーが人気で滅多に手に入らない。

このノンエイジも、運よく見つけて購入。

山崎は私の好きな漫画「レモンハート」で最初に登場した日本のウィスキー。

山崎蒸溜所。1923年創設。日本最古のモルトウィスキーの蒸溜所。 

天王山の麓。離宮の水の湧き出る地。

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山崎蒸溜所

 スコットランドの蒸溜所は一つの形状が多いが、山崎は形状の異なるポットスチルで多彩なモルトを生み出している。

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多様なポットスチル

※蒸溜所の写真はサントリーのHPより使用させて頂きました。

シングルモルトウィスキー山崎

産地  :日本・山崎蒸留所

タイプ :シングルモルト

製造者 : サントリー ・スピリッツ株式会社

では早速頂きます。

   :赤みがかった明るい琥珀

香り  :やわらかく華やかな、フルーティーで甘い香り。

味わい :なめらか、舌に残る蜂蜜のような甘さ。

余韻  :シナモンのようか香りが抜け、繊細で長い。

 

私は濃い朝靄に包まれた竹林の中をさ迷っている。

夢見心地で、どこへ行くではなしに、たださ迷っている。

ふっと鮮やかな緑の藪の先に赤い色が流れる。

着物?女性?

その赤い影を追いかけていく。

その装いは、十二単

甘い香りの余韻を追いかけていく。

姿は消える。靄の中に

一陣の風。竹の葉のざわめき。

バッカスの「お前が」という言葉で考えるなら、少し日本のウィスキーで探してみよう。

「どうかなバッカスと声をかけると先ほどの河津桜は、他の木々と同じ色。

あまりヒントは与えてくれないようだ。

続く。