お酒の神様、バッカスが現れて、「一人でキャンプ。焚き火の前で、お前が一番旨いと思う酒は何かな?」と尋ねたら、私は何の酒を選ぶのだろうか。
■バッカスの来ない夜
混雑したキャンプ場の夜は、まるで夜市のようだ。
ただ焚き火を見ているのだが、自然と周りの声が耳に入る。
最後に残った焼き鳥1本を、誰が食べるか2家族でじゃんけん大会。
子供達の歓声。
そんな平等は、実社会ではあまりない。
教育的にどうなの?
忖度して上司に譲るか、上司は若手、それも体の大きい人間に勧める。
●薪が少なくなると元気がなくなる。
充分と思った薪だが、針葉樹は燃えがいい。
9時過ぎにはなくなりそう。
寿命が蝋燭の「死神」という古典落語があるが、キャンプ場なら蝋燭でなく、薪だ。
●バッカスは来ない
バッカスが来る気配はない。
騒がしいからかと、人けのない河原に歩いていく。
バッカスは来ない。
そもそも来ないだろう。という予感があった。
第20回今宵飲むウィスキーは『ウッドフォードリザーブ』
連続式蒸留器が基本のアメリカで単式蒸留器(ポットスチル)で3回蒸溜という丁寧が作りのバーボン。スモールバッチ(少量生産)のプレミアムバーボン。
ケンタッキーダービーにおけるオフィシャルバーボンに認定されている。
オフィシャルドリンクはバーボンを使ったカクテル「ミントジュレップ」
バーボンの甘さとソーダの爽快さ、ミントの香りと相まって爽やかなカクテル。
タイプ :ストレートバーボンウィスキー
蒸留所 :ウッドフォードリザーブ蒸留所
製造者 :ブラウンフォーマン
さて頂きます。
色 :濃い琥珀色
香り :バニラの下にオレンジ系の香り。その後熟した果実の香り。
白いドレスの少女?いや十分に魅力的なレディから1杯のグラスを渡される。