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焚き火とウィスキーを巡る旅㉒

お酒の神様、バッカスが現れて、「一人でキャンプ。焚き火の前で、お前が一番旨いと思う酒は何かな?」と尋ねたら、私は何の酒を選ぶのだろうか。

■ワールドブレンデッドは対象?

まだ8時台だが、かなり冷え込んできた。

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冷え込み

焚き火にあたっても、顔や手は暖かいが背中は寒いまま。

でも寒いから火の有難さが分かる。

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温まらない

それでも気になってバックから温度計。

0度。今年一番の寒さ。

多分、まだ冷え込むな。

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0度です

不思議なもので、0度の数字を見たら、さっきより寒く感じる。

薪を増やそう。

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薪をくべる

「今日は冷えるな。」バッカスの声。神様も寒いのか。

「どうせ、寒さが火の温かさを教えてくれる。などど当たり前の事を、私小説風に語っていたんじゃろ。」

当っているので何も言えない。

もしかするとバッカスは、1番の私の理解者なのか。

「そんな事より、今宵のウイスキーは、決まったかな。」

第22回今宵飲むウィスキーは『サントリーウィスキー碧』

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サントリーウィスキー碧

今は、アメリカンウィスキーの中で、キャンプ、焚き火に合うウィスキーを探している途中ですが、その仕上げ前に少し寄り道。

 

碧は、アイリッシュ、スコッチ、アメリカン、カナディアン、そしてジャパニーズ。

世界の5大ウィスキーをブレンドしているので、ある意味、アメリカンウィスキーでの旅の中で出て来てもおかしくはない。

 

海外のウィスキーをブレンドするのは、輸入原酒を国内で瓶詰して国産風に売るのは論外として、最近、碧以外にもいくつか発売されている。

イチローモルトのワールドブレンデッドシリーズ。ニッカウィスキー・セッション、キリン社の陸もそうだ。

 

碧は

・イギリス   アードモア蒸留所・グレンギリ―蒸留所

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アードモア蒸留所

アイルランド クーリー蒸留所

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クーリー蒸留所

アメリカ   ジムビーム蒸留所

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クレアモント蒸留所

・カナダ    アルバータ蒸留所

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アルバータ蒸留所

・日本     山崎蒸溜所・白州蒸留所 の蒸溜所の原酒をブレンド

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山崎蒸溜所

 

では頂きます。

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頂きます

色   :少し薄めの琥珀

香り  :甘いバニラの香り、熟したフルーツ。

     後からウッディで焦げたような香りが追いかけてくる。

味わい :最初はやさしくなめらか。その後にスモーキー。複雑な味わい。

     熟成感は弱い。

余韻  :味わいと同じで、甘い香りの後にスパイシー、スモーキー。
     混沌とした余韻。
テーブルに複数の男達が座っている。
争っている訳ではないが、仲が良い訳でもない。
微妙な均衡感。
開放なのか、何者でもなのか、混沌。
「どうかな?ワールドブレンデッドは」
バッカスの言葉に意識が戻る。
「可能性は感じるけど、キャンプ酒にはどうかな。」
「キャンプの酒に必要なのは、ストレートな荒ぶる個性のような気がする。」
くっくっ。バッカスが小さく喉で笑う。
バッカス?」もう気配は無い。
続く。