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焚き火とウィスキーを巡る旅㊶

お酒の神様、バッカスが現れて、「一人でキャンプ。焚き火の前で、お前が一番旨いと思う酒は何かな?」と尋ねたら、私は何の酒を選ぶのだろうか。

バッカスのバイトの話

前回のこのキャンプ場の訪問でも、バッカスはBARに行かなかった。酔った客には自分が見える事を心配していたけど、今日は、お客さんは最大2人。

早い時間なら酔う事もないだろうと誘ってみる。

BARに行こうよ

『悪いな、今日と明日は、バイトで忙しいんじゃ。お前に付き合っている時間がない。』

「どういうバイトなの?」

『宅配便じゃ。ただ、採用条件は厳しいぞ。じじいで白い髭が生えているのが採用条件だ。』

『あと、制服は好みじゃないが、赤のウエア。あと移動用に、動物のそりも無料で貸してくれるそうだが、少し臭いので断った。儂は念じれば、移動出来るからな。』

バッカスを雇ったのが、どこの会社なのか聞きたかったか、その前にバッカスは消えた。

●2人で貸し切り

BARは無人。オーナーに電話するとすぐ来てくれるとの事。開店です。

すぐに、自転車のキャンパーの方が合流。2人でキャンプ場もBARも貸し切り。

以前案内したとおり、1杯1,000円のお酒と500円のお酒があります。

1,000円のお酒は、2杯飲むと1杯サービス。当然、2千円を出します。

●DICTADOR(ディクタドール)12年

オーナーは最近、ラムにハマっている。との事。お勧めのラムを頂きます。

DICTADOR(ディクタドール)12年

ディクタドールは、世界遺産の街カルタヘナの地に1913年創業した、コロンビア最古のラム蒸留所で生産されるラム酒

ディクタドール

ファミリーで営む農場で作られたサトウキビから生み出される最高級のサトウキビジュースを濃縮させた“ヴァージン・シュガーケイン・ハニー” を原料にし、独自のソレラシステムと様々な熟成樽を駆使したその製法は、新しいラムの概念を生み出す独創的な造りと評価されています。

イメージ写真

ダークラム特有の甘さはあるが、フルーティさとすっきりさを兼ね備えた味わい。

キャラメルやココアを感じる香りで、その味わいは、まるでコニャックを飲んでいるようです。

最近、その力強さからダークラムも焚き火に合う酒のような気がするんですよね。

●ラストはデビルズカッツ

ラガヴーリン8年を1杯。そしてサービスの1杯は、ラフロイグ10年を選択。

男3人で笑いながら酒を飲む。

ソロキャンプからは外れるが、この時間が、しげキャンの良さだ。

さて、最後の1杯を飲もうと、棚を探索。

Xマスの時期に選ぶには最悪の1品「ジムビームデビルズカッツ」

デビルズカッツ

ウィスキーの熟成の過程で、原酒が蒸発でなくなる分を「天使の分け前」と呼ぶ。

半面、熟成し原酒を樽出しした後、樽材の中に染み込んだ原酒を「悪魔の取り分(デビルズカッツ)」と呼ぶ。

その樽材に染み込んだ原酒を取り出したものを一部ブレンドに使ったのが「ジムビーム・デビルズカッツ」

一気の喉を流し、目を閉じると、自分の酒を奪われた悪魔の怒りの叫び声が、頭の中に響いてくる。

 

さて楽しい夜だった。寝よう。

続く。