おやじソロキャンプ
元気過ぎるおやじはいけないのか?過ぎたるは及ばざる如し。なのか。
■悩めるおやじは、救いを求める。
2023年6月8日関東甲信越地方が梅雨入り。平年より1日遅い梅雨入りだそうです。
ギリギリまで天気予報を見て、木曜日に『行ける!』と判断して予約。
今回のキャンプ場は、茨城県鹿嶋市に今年オープンしたばかりの『the country』さんです。
準備完了。見上げると晴れ渡る青空。梅雨の合間のキャンプ日和です。
●佐原に向う
快晴は嬉しいのだが、少し暑い。こんな日は、木陰に入るとひんやりと気持ちがいい。
国道356号、利根水郷ラインを走ります。鹿嶋に行く前に寄りたい町があります。
江戸時代の情緒を感じる街、香取市の佐原です。
正しくは、佐原に住んだ『伊能忠敬』を感じに行きたい。のです。
伊能忠敬は、ご存じの通り江戸時代、日本国中を測量してまわり、初めて実測による日本地図を完成させた人です。17歳から49歳まで、佐原で家業のほか村のため名主や村方後見として活躍します。その後、50歳で江戸に出て、55歳(1800年)から71歳(文1816年)まで10回にわたり測量を行いました。74歳で死去。彼の日本地図は、その3年後、弟子達の手によって完成します。
●伊能忠敬に会いたい
50歳の時に約20歳も年下の高橋至時に弟子入りし暦学や測量を学び、55歳から日本地図作に挑んだ伊能忠敬。
最近、おやじとしての生き方に悩んでいる私は、伊能忠敬を感じたくなったのです。
銅像がある。と調べて行った公園。先生。会いに来ました。
滑り台とかブランコがある。そういう公園ですか?土曜日でも観光客もいない。
というか誰もいない。
おやじ。しばし銅像を見上げる。
当然、何も言わない。
でも『やりたいなら、周りがなんと言ってもやれ。』と感じる。
この銅像は、大正8年に建立。作者は日本近代彫刻の先駆者として著名な大熊氏広氏によるものです。
●旧宅訪問
小野川沿いに、江戸時代から利根川水運により繁栄した商家の町並みが残っており、伊能忠敬の記念館と旧宅があります。
伊能忠敬記念館の向いが旧宅。入場料・・タダ。
伊能家は、酒造業、運送業、不動産業など多岐に渡った商売をしていたようです。
住居部分を見ても、何か、伊能忠敬の息遣いというか、その存在を感じます。
ある意味、経済的にも成功し、名主として尊敬もされていた男が、江戸時代の50歳で、新しい生き方をする。
どうするおやじ。
旧宅の奥に碑がありました。『この一歩から』
いくつになっても、『この一歩』。ありがとうございました。
エネルギーを貰ったら、腹が減った。(おやじ元気出た?)
店を探そう。
続く