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焚き火とウィスキーを巡る旅㊲番外編

お酒の神様、バッカスが現れて、「一人でキャンプ。焚き火の前で、お前が一番旨いと思う酒は何かな?」と尋ねたら、私は何の酒を選ぶのだろうか。

■終売から復活のワイルドターキー12年

焚き火の温かさに秋を感じる。奥多摩の秋は早いようだ。

秋を感じる

キャビンサイトに行くとドームの下にはいくつかの若者のグループが集まっている。

楽しめばいい。サイレントタイムまで、まだ時間はある。

ドームでは

『青春時代にキャンプをしてみたかったか?』

背後からバッカスの声。

「だからおやじになって一杯やっているよ。」

サイトに戻る道すがら、前を歩くバッカスの後ろ姿を写真に撮る。

バッカス

『写真には写らんぞ。心霊写真と勘違いしていないか?わしは神じゃ。』

『そんなことより、今宵の酒は決まったかな?』

今回は番外編。こちらも別の友人に誕生日に頂いたものです。感謝。

●第37回今宵飲むウィスキーは『ワイルドターキー12年』

ワイルドターキー12年

化粧箱入りの製品なのですが、その内側が、ワイルドターキーの製法の特徴であるアリゲーターチャー(貯蔵の樽の内側の焼き加減。強く焼くので、アリゲーターの皮のようになり、その名称で呼ばれています。)の模様。

内側の模様

ワイルドターキー12年は終売していたが、今年の9月に復活再販売。

ワイルドターキー蒸留所

年間の寒暖の差が30℃を超えるケンタッキーではウイスキーの熟成も急激に進む為、長期熟成は難しいと言われる。

ワイルドターキー12年は、貯蔵庫から長期熟成に適した樽を厳選し使用。

ワイルドターキーの特徴である、内側を最も強く焦がしたアリゲーターチャーと呼ばれる樽を使用によるバニラとキャラメルの香りは、さらに凝縮されている。

またワイルドターキーのブランド誕生から続く101プルーフ(アルコール分50.5%)も12年の特徴で原酒の味わいをしっかり感じる事が出来る。

さて頂きますか。

頂きます

生産地:アメリカ ケンタッキー州

蒸留所:ワイルドターキー蒸留所    

製造者:ワイルドターキー社(カンパリグループ)

色  :深い琥珀色。

香り :甘く熟したプラムやチェリーの香り。スパイシーで香ばしい樽香。

味わい:滑らかで厚みのある口当たり。熟した果実感。バニラな味わい。

    ドライでスパイシー。香ばしいウッディさ。複雑で多重な味わい。

余韻 :ドライでスパイシーな余韻が続き、最後に樽香りが浮かんで消える。

荒れた大地を渡る風は、肌を刺すように寒い。

晴れた空を凄い勢いで雲が流れていく。

遠くで乾いた銃声が響く、仕留めたのだろうか?

ポケットからスキットルを出して、中味をのどに流し込む。

焼けるように熱い。さて獲物に狙いを定めよう。

『どうした?』バッカスが尋ねた。

バッカスはいつまで私の側にいるのかな?」

『お前が1番旨いと思う酒を見つけるまではおるじゃろ。』

それなら見つからない方がいい。

声には出さなかったが、さすが神様。バッカスは小さく笑った。

 

続く。